読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

愛される画家になるための絵画教室

これから画家になりたい人必見!京都の日本画家・宮毬紗(絵画教室講師歴24年、一晴画廊オーナー)のネットで学べる絵画教室

公募展であと一押しするタイトルのつけ方

こんにちは。

宮毬紗です。

 

京都は雨です。

 

ソメイヨシノの桜は、これで散ってしまいそうです・・・。

あ、でも八重桜はまだ綺麗に咲いていますよ(*^▽^*)

円山公園の有名な枝垂れ桜は、今が満開です!

 

さてさて。

 

今日はのテーマは「作品のタイトル」についてです。

画題ですね。

 

プレゼントにする絵のタイトルのつけ方は、この記事に書きました。

miyamarisa.hatenablog.com

 

人に物をプレゼントするときに気遣わなければいけない大事なポイントが書いてあります。

ぜひ読んでおいてくださいね。

 

 

では・・・。

 

ここからは、公募展に出品するときのタイトルについて書きますね。

 

 

審査のときは、出品者の名前は伏せられることがほとんどです。

 

まあ・・・常連さんの多い公募展では、画風で、誰が描いたか分かってしまうことが多いですけどね・・・(^ー^;)

 

 

タイトルは口頭で発表されることがあります。

1次審査からのときもありますし、ある程度、作品数をふるい落としてからのときもあるようです。

 

耳慣れない外国語だと、意味がわからなくて不利かもしれませんね。

こういうタイトルは、お客様へ対面で説明できる展覧会向きだと思います。

 

 

実際にタイトルがないと、何を描いているのか分からない作品も多いですよね・・・。

私も審査員の先生から、「あれは何を描いていたの?」と、審査の後になって聞かれたことがありました。

 

もちろん落選した絵です。

 

上手い下手以前に、そこからの問題でした・・・。

 

撃沈。

 

自分では「きっと描きたいことは伝わるはず!」と思っているのですが、まったく伝わってなかったのです。

 

まあ、若い時はそんな感じでいいです。

よくあることです。

 

「自分なりに面白い表現」とか「自分なりに抽象化した表現」は、それを初めて見る人には、なかなか伝わらないと心に刻んでおいてください(涙)。

 

ここ大事です・・・。

審査員の理解力に依存しすぎてはいけません(^ー^;)

 

 

でもですね!

 

自分の思いは伝えたいですよね。

何を描きたかったのか伝わらないことには、審査の土俵にも上がれませんから。

 

それを伝えるために、タイトルを工夫しましょう。

 

とにかくですね。

 

これをおさえれば、ほぼ間違いありません。

 

「絵で伝えたいイメージを言葉にする」

 

タイトルの要はこれです。

 

イメージを言葉にするんですよ。

  

たまにですね・・・

 

キュウリを描いて「胡瓜」というタイトルをつける人がいます。

 

・・・・。

 

胡瓜って、見て分かるやん。

 

よほど珍しい胡瓜やったらともかく、普通の胡瓜やん。

図鑑やないんやから、そこまで説明してもらわんでええねん・・・。

 

このパターンは避けましょうね。

せっかくのタイトルの価値が下がります。

 

 

絵の説明というよりも、あなたが「こういう気持ちを描きたかった」という、インスパイアーされた出来事などをタイトルにするといいですね。

 

あなたは何かに感動したり、ショックを受けたり、それに心を動かされて描こうと思ったのですよね。

そのときの心情や、それに対して連想した言葉をタイトルにしましょう。

 

そのものの説明よりも、あなたの描きたかった本質が伝わるはずです。

 

例えば。

 

桜が咲き乱れる山を描きたくなったのは、なぜでしょう。

 

故郷の山を思い出したから?

その山を見ていた、幼い頃の気持ちを思い出したからかもしれませんね。

 

でしたら・・・

 

そんな絵のタイトルは、『桜が咲く山』ではなくて『仰ぎ見た春』『老いた母の住む里』などの方が、あなたの描きたいものが伝わります。 

 

あなたの心の状態と、そのモチーフを描こうとした動機に焦点をあててみてください。

 

 

ほかの分野のタイトルも、ぜひ勉強してみてくださいね。

とくに小説音楽のタイトルは参考になると思います。

 

タイトルの工夫次第で、深く人の心に残る名作となる可能性が、多いにあります。

タイトルは作品のなかへ人を導く入り口です。

 

ぜひよく考えて付けてくださいね。

 

 

にほんブログ村 美術ブログ アトリエ・スタジオへ
にほんブログ村

にほんブログ村 美術ブログ 絵画へ
にほんブログ村

 

京町町家で学ぶ絵画教室はこちら

ichiharugallery.hatenablog.com

画廊はこちら

ichiharugallery.hateblo.jp

出品作家さん用記事:我が身を守るために画廊で何を話すか

こんにちは。

宮毬紗です。

 

今日は出品作家さん用の記事です。

これから出品したいという方にも役立つと思いますので、ぜひ読んでくださいね。

 

 

よくある質問に答えていきます。

やはり多いのは、これ。

 

 

「画廊やギャラリーでお客様に何を話せばいいですか」

 

 

まったく知らないお客様には、何を話せばいいのか困りますよね。

 

お客様の中にも、話しかけられたくない人もいます。

そういうお客様には、声をかけないようにしましょう。

 

作品に集中したい人もいますし、人と話すのが苦手な人もいます。

急いでいる人もいます。

 

見分ける特徴としては、こちらと目を合わせようとしません。

視線が少し下を向いています。

「話しかけないでください」という合図です。

 

そうではなくて、声をかけてこられたり、目を合わせてくるお客様とは、お話して大丈夫です。

 

基本的には、そこに展示してある絵の話をしてください。

材料技法などを、あなたの言葉で説明するといいでしょう。

 

「なぜそれを描こうと思ったのか」「描いたときの苦労」などの詳しい話の場合、これに気をつけてください。

 

「話しの最中で相槌を打ってくれる、人の話を聞くのが好きなタイプかどうか」

 

そういう人でしたら、そのまま話し続けて大丈夫です。

 

 

画廊・ギャラリーにポートフォリが置いてあると思うのですが、過去の作品の話も、相手の様子を見て決めましょう。

パラパラと見る人には、詳しすぎる説明をしないように気をつけましょう。

 

反対に、一枚ずつじっくりと見ている人には、あなたの説明が鑑賞に役立つと思います。

 

 

ちょっと違う意味で、よく聞くのは、

 

「人と話すのが苦手です」

 

という悩みです。

 

安心してください。

 

ぜんぜん大丈夫です。

 

ぶっちゃけて言うと・・・ 

 

私も人と話すには大の苦手です。

 

なるべく避けたい、大嫌いなことの部類に入ります。

 

仕事なので、それが楽しいと思い込んでやっていますが、ストレスは半端ありません。

部屋にこもって絵を描くのが好きなので、人と話すのは、かなり苦痛なのですよね。

 

愛想がいいので、人と話すのが好きだと勘違いされるのですが(笑)。

 

だからこそ、あなたの悩みもわかります。

 

嫌ですよね。

苦痛ですよね。

私もです(笑)。

 

ですので。

 

対応策を持っています。

 

1、話す内容を事前に決める。

 

2、必要以上のことは話さない。

 

3、辛いときは無理しない。

 

何を話すのか、技法テーマを決めた動機などは、事前に書き起こします。

そして、それ以外のことは、なるべく話さないようにします。

 

例えばですね・・・

 

絵のテーマがセクシャルなものだと、セクハラまがいのことを言ってくる人もいます。

 

セクシャルな絵を描いていると、セクハラに該当することを言っても大丈夫だと勘違いする人が多いのは事実です。

 

そうではないのですけどね(^ー^;)

 

そういう質問は無視です。

返答しなくていいです。

 

決まっていることを話すと思えば、まだ気持ちも楽になります。

ぜひ何を話すのかを書いたカンニングペーパーを作ってみてくださいね。

 

そして・・・

 

途中で話すのが辛くなったときは、用事があるふりをして逃げましょう(笑)。

電話がきたふりでもいいです。

必要以上のストレスを溜めないようにしてください。

 

そこで作品を買わないお客様は、切り捨てていいです。

あなたが「話していて楽しくない」と感じる相手が、長く応援してくれるファンになることはありません。

 

 

そして、もうひとつ注意です。

 

かなり大事なことです。

 

お客様のなかには、異性としての興味を持って、プライベートにまで話を踏み込んでくる人もいます。

 

作家は人気商売で、「買ってほしい」という気持ちも重なり、どうしてもサービスをしがちなのです。

 

それらの行動を、

 

「自分へ特別に好意がある」

 

勘違いするお客様もいます。

 

もちろん、その勘違いを利用して販売することもできます。

これは悪いことではありません。

 

それだけあなたに魅力があり、人を引き付けるテクニックがあるということです。

大いに活用して、作品を販売につなげていけばいいと思います。

 

 

ただし!!!!!

 

ただしですよ。

 

ここから、よく注意して聞いてください。

 

 

相手の駆け引きに乗らないでください。

 

男女とも同じです。

 

女性作家の販売が水商売化している問題は、けっこう聞きますが、女性のお客様で、イドルを追いかける心理で疑似恋愛する人もいます。

 

この場合。

 

どんな時でも、あなたが主導権を握り続けてください。

 

あなたが、どこまで話すかを、コントロールするのです。

聞かれるままに、なんでもかんでも答えていてはいけません。

 

あとですね。

 

プライベートな話まで踏み込んでくるお客様で、2回来場して、一枚も作品を購入しないのなら、すぐにコンタクトを切っていいです。

会場でも、そっけなくしていいです。

 

そういう人は、無料で異性からのトキメキを得たい、ただの暇人です。

 

画廊やギャラリーは、無料のホストクラブやキャバクラではないんです。

私たちは、お茶を出してお客様と話をしますが、キャバ嬢でも、ホストでもありません。

 

あなたが話したいことを、話すのです。

あなたが主役なのです。

 

別の場所で得たいものを画廊やギャラリーで求めようとする小人を、あなたが相手をすることはありません。

バッサリ切っていいです。

 

それでも人気は出るのです。

むしろそうやって「自分が主役である」という意識を強く持った人の方が、良いファンが多くつきます。

 

この記事も参考にしてくださいね。

miyamarisa.hatenablog.com

 

ネット社会になり、価値観も多様になり、画家が成功するのに、年齢は関係なくなりました。

 

焦ることはありません。

作品を買ってもらったからといって飛びつかなくていいのです。

 

作品を購入し、作家として純粋に応援してくれる気持ちがある人かどうか、よく観察しましょう。

 

あなたは幸せに描き続けられるように、簡単には揺るがない、強固な土台を作っていきましょうね。

私がお手伝いします。

 

 

 

にほんブログ村 美術ブログ アトリエ・スタジオへ
にほんブログ村

にほんブログ村 美術ブログ 絵画へ
にほんブログ村

 

絵画教室はこちら

ichiharugallery.hatenablog.com

 

画廊はこちら

ichiharugallery.hateblo.jp

 

思いが伝わる構図の取り方/「好き」を伝える方法

こんにちは。

宮毬紗です。

 

しばらく出張中です。

京都はもう、桜の満開は終わったのでしょうか。

 

 

さて。

 

今日のテーマは構図の取り方です。

どれほど描きやすいモチーフやテーマを選んでも、構図次第で、描きやすさが変わってしまいます。

 

これを最初に知ったのは美術高校生のデッサンの授業でした。

皆で同じモチーフを描いているのに、描きやすそうな子と、四苦八苦している子がいるのですよね・・・。

 

まったく同じ物を描いているのに、絵から伝わる魅力も違うのです。

 

そこで先生が「描きやすい構図を知っているといいよ」と教えてくれました。

 

この「描きやすい」には、ハードとソフトの両面の意味があります。

今日はソフト面のことを書きますね。

ハード部分のことも、これから書いていきますよ。

 

まずは、あなたが伝えたいことが、人へ伝わりやすい構図を学んでいきましょう。

 

 

絵画教室で指導していて、よく感じるのはこれです。

 

 

「対人関係の距離感は構図に出る」

 

 

写真でも言われることですね。

 

好きな人の写真を撮ると、人物がクローズアップされた構図になるそうです。

背景の比率が少ないんです。

 

親近感を感じていたり、近づきたいと願っている気持ちが、そのまま構図に出るのだとか。

人物が大写しになり、その人の魅力が伝わりやすい写真になると言われていますが、これは私も大納得です。

 

親が子供を、公園や遊園地で撮影する時を思い出すと、分かりやすいですね。

遊具よりも子供の嬉しそうな表情に焦点がクローズアップされていきます。

 

逆に、嫌いだったり、コンプレックスを刺激するような人の写真を撮ると、背景の比率が増えますね・・・。

良い構図になるように工夫しようなんて、そこまで思いませんしね(^ー^;)

 

これはぜひ試してみてください。

 

ということはですよ。

 

あなたが興味を持っているモチーフを描くとき、素直に構図を取ると、興味を持った対象が画面の中に大きく描かれます。

 

興味を持つ心は、写真にするから、絵にするからという違いは、ほとんど無いと思います。

まずはそのモチーフに魅きつけられるんですよね。

 

 

そこから、絵の場合ならば、

 

「じゃあ、どうやって絵にしようかな」

 

と考え始めるのです。

 

 

はい、ここから問題なのです。

 

「どうやって絵にしよう」という思考過程の中で、余計なものが混入してきます。

 

不安、心配というやつです。

 

例えば、こんな感じで。

 

 

「もう少し、周りの景色まで描いた方がいいのかな」

 

「こんな構図を見たことがない。これでいいのだろうか」

 

 

そうやって、最初の感動を脇へ置いて、「優等生な構図として成立するように」と考えながら試行錯誤していきます。

 

そして・・・

 

どこかで見たような構図になっていきます。

 

本当に多いんです。

 

最初に感じた、

「おお、この木の根っこがすごい!」

「この動物、めちゃくちゃ可愛い!」

という感動が画面から消えているのです。 

 

どう見ても・・・

 

「森の中に、比較的大きな木の根っこがあるんですよ」

 「こんな動物が動物園にいます」

 

そんな描いた場所や物を説明している絵」になってしまうのです。

 

 

どうですか?

ちょっと分かりにくいでしょうか。 

 

 

もう1つ例を出しますね。

 

もしもあなたが、好きな人のポートレートを描くとき、どんな絵にしたいでしょう。

 

 

好きな人の人物像を説明をする絵を描きたいですか?

 

それとも「好きだ」という気持ちが画面から伝わる絵を描きたいですか?

 

もちろん後者だと思います。

前者の場合は、どちらかと言えば批判性の入った絵になっていきそうです。

 

ではでは。

 

どういう構図にすれば、説明的ではなく、相手への好意が伝わりやすい絵になるでしょうか。

 

上記の写真の例を考えると、もう分かるとおもいます。

 

ちなみに、ペットの絵は皆さん本当に上手です。

大好きなワンちゃんやネコちゃんの顔を大きく描いた作品は、愛情がぐんぐん伝わってきて、教えていても楽しいです(*^▽^*)

 

 

この記事も参考にしてくださいね。

miyamarisa.hatenablog.com

 

にほんブログ村 美術ブログ アトリエ・スタジオへ
にほんブログ村

にほんブログ村 美術ブログ 絵画へ
にほんブログ村

 

絵画教室はこちら

ichiharugallery.hatenablog.com

 

画廊はこちら

ichiharugallery.hateblo.jp