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愛される画家になるための絵画教室

これから画家になりたい人必見!京都の日本画家・宮毬紗(絵画教室講師歴24年、一晴画廊オーナー)のネットで学べる絵画教室

インパクトは小さなことを積み重ねても作れます(3)

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こんにちは。

宮毬紗です。

 

京都は雨です。

いま、大正時代、福田平八郎や木島櫻谷が集った茶室だった部屋で書いているのですが、雨粒が瓦を打つ音が、自然の音楽のように、やわらかく響いています。

 

今日は、この記事の続きを書きますね。

 

miyamarisa.hatenablog.com

 

過去の記事で、大きな絵を描くことに慣れていない初級者へ向けて、こんなことを書きました。

 

 

「一枚の「大きな絵」を描くという意識ではなく、細部を意識し、絵を分割して描いていく感覚を大事にするのです。」

 

今日は、もう少し具体的に話していきますね。

 

 

大きな画面になった場合、塗る面積が大きくなりますよね。

 

すると、意識だけではなく、道具も変わるはずです。

 

まず、使用する筆が変わります。

いつもは、背景を塗るのに幅2〜3cmの平筆を使っていたのを、筆幅5センチcm以上の刷毛に変えたり。

 

塗る面積が広くなりますから、絵の具を多く使用しますよね。

絵皿も大きめのもの変わると思います。

 

大きな絵皿だと、絵の具を一度に多く溶けますよね。

背景を塗るのには、とても便利です。

 

 

便利なのは、いいことですね。

 

便利が好きなら、それでもいいです。

 

 

はい、ここで「あれ?」と引っかかったあなた。

 

そうです。

 

ここが問題なのです。

 

実はこれらの変化が、「小さな絵の拡大コピー」を描いてしまう原因のひとつでもあるのです。

 

「筆を変える」

「絵皿を変える」

 

今日から禁止です。

 

いつも通りの道具を使ってください。

 

大きな画面に変わっても、道具は一切変えないでください。

 

 

納得しませんか?

 

こんなツッコミがありそうですね。

 

「おおいおい、小さな絵を描いているときの道具を使って、チンタラちんたら塗っていたら、いつまでたっても仕上がらんわー!」

 

はい、そのお気持ちも、よーく分かります。

 

 

大きな刷毛で、ササッと塗ると楽ですよね。

 

早いですよね。

 

すぐ仕上がりますよね。

 

小さな絵と同じくらいの期間で仕上がりますよね?

 

 

ここで、「あ!」ときたあなた。

 

そうなのです。

 

画面が広くなるからといって、早く塗れるようになることを目指さなくていいのです。

 

早く描けなくていいのです。

 

4号サイズを3ヶ月かけて描いているのなら、50号サイズは2年半以上かけてもいいくらいです。 

 

早く仕上げるよりも、むしろ小さな絵よりも丁寧に仕上げるくらいの気持ちで描いてください。

 

初級者の場合、絵のサイズが大きくなるにつれて、絵の密度が大幅に下がる原因は、多くの場合、制作のスピードアップ化にあります。

 

「早く描ける人=絵がうまい人」ではありません。

 

では、道具を変えないで、どうやって広い面積に挑んでいくのか。

 

この続き、また書きますね。 

 

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