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愛される画家になるための絵画教室

これから画家になりたい人必見!京都の日本画家・宮毬紗(絵画教室講師歴24年、一晴画廊オーナー)のネットで学べる絵画教室

買った和紙に色が滲んでしまいます事件

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こんにちは。

宮毬紗です。

 

写真は、肉筆浮世絵の、模写の練習中の様子です。

模写は良い勉強になります。

 

基底材についての記事の続きを、もう少し書きますね。

miyamarisa.hatenablog.com

 

和紙を買うときに、よくぶち当たる「和紙の滲みがとまりません事件」です。

 

和紙を買ってきて、「さあ、描こう」と筆を下ろしたときに、こんな悲鳴をあげる事件です。

 

「あっれー??なんで絵の具がブワーっと広がるの?」

 

ないですか?

 

わたしは、何回もありました。

 

 

無地の団扇や扇子を買ってきて、好きな絵を描こうとするときにも、たまにこの事件が起こります。

 

絵の具を置くと、滲みが止まらずに、輪郭線がぼやけます。

 

 

これはですね。

 

「どうさ(礬水)」が効いていないからです。

 

ドーサ液と記載している場合もあります。

同じものです。

 

「どうさ」とは、膠(にかわ)とミョウバン(明礬)を混ぜて作った液体のことです。

 

どうさの効いていない和紙を使用して製造してあるものは、すべて滲みます。

 

ですので、画材店で和紙を売っている場合、これに注意してください。

 

和紙には、「どうさ引き」と「生紙(なまがみ)」の、2種類の状態のものがあります。

 

自分の好みの方を買ってくださいね。

 

サイズにもよりますが、どうさ引きの和紙は、値段が1〜2割ほど高くなります。

 

 

ちなみに。

 

どうさは自分で作ることができます。

 

以下は私の、いつもの作り方です。

三千本膠を使っています。

 

200ccの水に三千本膠を1本入れ、沸騰させないように溶かし、熱い間に明礬大さじ1杯を混ぜて、200ccの水で薄めます。

 

…となると、多少手間ですね。

 

画材店で「ドーサ液」を販売していますので、もしも間違えて生紙を買った場合や、団扇や扇子の既製品には、それを使用してください。

 

団扇や扇子の場合、販売しているお店が、どうさが引いてあるのか、分からないときもあります。

画材専門店ではない場合、それは仕方ないですね。

 

どうさが引いていなことが、悪いわけではありません。

 

生紙の滲みを活用して、背景を描いてから、どうさ液を引いて、モチーフを描く方法もあります。

 

どうさを引いた和紙では表現できない、滲み具合もあります。

 

どんな技法を使いたいのかで、求めるものが変わってきますね。

 

和紙を買うときは必ず、「どうさ引き」かそうでないか、確認してから購入してくださいね。

 

 

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