強烈に愛される画家になるための特別講座

結果を出せる画家になりたい人のためのテクニックが満載!画廊オーナーで京都の日本画家・宮毬紗(絵画教室講師歴24年)がファンから圧倒的に愛される戦略を教えます

美術評論家は目指していませんなんて言ってる場合ではない話

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こんにちは。

宮毬紗です。

 

写真は明治時代の画家が、画論などを自分で模写して勉強したという資料です。

 

先ほど娘ネタで、現在の美術教育の問題を書きました。

miyamarisa.hatenablog.com

 

日本の小・中・高校には、美術史を教えられる先生がいないという話です。

 

いないから教えない。

 

カリキュラムもない。

 

あなたは美術の歴史も、絵の見方も何も知らないまま、大人になってしまうのです。

 

大人になっても、美術の知識は日曜美術館美の壺から仕入れるくらいだったりします。

 いい番組ですけどね。 

 

なんて話をやりだすと、こういう疑問があがります。

 

「べつに美術評論家は目指していません。美術の知識と絵を描くことは、どう関係があるんですか?」

 

はい、あります。

 

絵を描くことに、大いに関係あります。

 

なぜなら。

 

「見る」ことができなくては、「描く」ことはできないのです。

 

見えないものは描けません。

 

見えるから描けるのです。

それを再現できるのです。

 

ちょっと哲学っぽい流れになってきました。

実際にどういうことか、説明していきますね。

 

例えばですね。

 

マネの<オランピアの絵の前に立ってみましょう。

こんな絵です。オランピア (絵画) - Wikipedia

 

有名な絵です。

私も見ましたが、素晴らしい絵でした。

 

すると。

絵の前で、こんな感想が聞こえました。

 

「なんとなく、この絵の女の人いいよねー」

 

これは「眺める」の感想です。

感覚的な感想です。

 

違う感想も聞こえてきました。

 

「この前の時代の女性の描き方に比べると、タッチが荒くなったね。この女性の目線の先は、どこを見つめているのかな。裸でいるのは、なぜだろう。黒人の女性は、なぜ後ろ向きに描かれているのだろう」

 

 これが「見る」です。

 

「他との比較」

「疑問を持つ」

「意図の想像」

 

他の国や時代の絵と比較する。

なぜそれを描いているのか、なぜそのような描かれ方をしたのか疑問を持つ。

作家が絵によって、何を伝えたかったのか意図を想像する。

 

この3つの態度を、絵の前でやってみてください。

絵の中から見えてくるものが変わります。 

 

ぼんやりと絵を眺めていたときよりも、絵の中の要素を多く拾っていけるはずです。

 

その拾った要素が、あなたが「見ることができるもの」です。

 

あなたの絵の中で再現できる要素になるものです。

 

この訓練をしていくと、絵の構成力も、描写力も上がっていきますよ。

なぜなら、よく見るからです。

 

眺めている時とは数段上のレベルで、絵の要素を自分のものにしていけます。

 

 

そうそう。

あまり混雑している会場では、やらないでくださいね。

「早くどいてよー」と、あなたがジロジロ見られます。

 

 

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