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強烈に愛される画家になるための特別講座

これから画家になりたい人必見!京都の日本画家・宮毬紗(絵画教室講師歴24年、一晴画廊オーナー)のネットで学べる絵画教室

カルチャースクールで絵を習うときに起こりがちな疑問(1)

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こんにちは。

宮毬紗です。

 

写真は制作途中の日本画の一部です。

 

黒く見えるのは「黒箔くろはくです。

銀箔を酸化させた黒です。

 

酸化させてあるのでボロボロと非常に脆く、指でつまむことは出来ません。

あかし紙という、箔をくっつける紙に密着させてから画面へ貼っていきます。

 

ボロボロなので、扱っていると黒い粉が舞います。

鼻の穴が真っ黒になりますよ(笑)。

粉が肺に入らないように、使用するときはマスクをつけてくださいね。

 

 

さて。

 

今日は絵画教室に通う生徒さんからの、切実な質問について書きますね。

 

こんな質問を、たまに受けます。

 

 

「ある生徒さんだけ、先生にたくさん指導してもらっている気がする」

 

「先生に依怙贔屓されているんですよね」

 

 

その気持ちは分かります。

実際に、指導する時間は均等ではない場合がありますね。

 

ただ、本当に依怙贔屓でしょうか。

 

ここから少しばかり、先生の言い分にも耳を貸してくださいね。

もしかしたら、あなたの疑問が晴れるかもしれません。

 

 

まず、カルチャースクールの状況を説明しますね。

 

カルチャースクールなどの絵画教室では、1人の先生だけが指導するスタイル、もしくは助手の先生と2人で指導するスタイルが主流です。

 

私も2人の先生の助手として、絵画教室のお手伝いをした経験があります。

 

先生が多いと、指導してもらう時間が増えますね。

 

 

なるべく、それぞれの生徒さんを、均等な時間、指導できるように心がけています。

これは先生同士でも気にしています。

 

「均等になるように、ひとり15分くらいにしようね」

 

なんて先生同士で相談したり。

 

・・・ですが。

 

丁寧に指導をしていこうとすると、1人にかける時間が長くなってしまい、最後の方では、ほとんど時間が取れないこともあります。

 

私もつい「ここも教えたい。あそこも直してあげたい」と、なかなか生徒さんの席を立てませんでした(笑)。

 

無計画と言ってしまえば、そうなのですけれど、絵画指導は、先生と生徒さんが一枚の絵に向かうときのライブ感が指導を濃密なものにしていきます。

 

ですので、その感覚を大事にしていこうとすればするほど、当初の「ひとり15分」といったような、時間で指導内容を決めるような計画通りには、なかなかいきません。

 

時計を見ながら、指導しているのではないですしね。

 

とくにノリやすい先生には、時間を気にして指導するのは難しいかも・・・。

 

 

先生をやっている人は、やはり教えることが好きな人たちなので、時間に関係なく、「あれもこれも教えたい!」という気持ちが溢れてしまうのです。

私は自分で「なんとかしてあげたい病」と名付けています(笑)。

 

こんな生徒さんには、特に時間をかけたくなります。

 

 

「同じところを何度もやり直したあと、筆が止まっている」

 

 

この場合は、なぜ筆が止まってしまったのかを、少し時間をかけてヒヤリングしていきます。

 

描きたいと思った色が出ていないのか。

描きたいイメージそのものが曖昧なのか。

 

それをヒヤリングしないうちに、先生が手をいれたりすると、こういう現象が起こります。

miyamarisa.hatenablog.com

 

生徒さんが描きたい絵ではなく、「先生が上手く描いてくれた絵」になってしまいますね。

 

私もそうですが、全員に満足いく指導をしたいと願っています。

それを実現する力を、まだ指導経験が少ないうちは、先生をやりながら学んでいきます。

 

ですので依怙贔屓ではないんですよ。

 

私もあれこれ迷いながらも、あなたと会っている時間、目一杯に描くことを楽しんでもらいたいと願っています。

 

 

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