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愛される画家になるための絵画教室

これから画家になりたい人必見!京都の日本画家・宮毬紗(絵画教室講師歴24年、一晴画廊オーナー)のネットで学べる絵画教室

遠景の花木を写生するときは

 

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こんにちは。

宮毬紗です。

 

今日は絵画教室でした。

美味しいパンをたくさん差し入れいただき、春のパン祭りでした(笑)。

 

京都は美味しいパン屋さんが多いのですよ。

 

 

さて。

 

今日は写生の描き方について書きますね。

 

写真は長野県の桃畑で描いた写生です。

私は桃の実も花も好きで、一時期は毎年のように写生に行きました。

 

約2週間、朝の7時から12時まで描いて、昼食のあとは、暗くなるまで描き続けるという、ものすごいハードなスケジュールでした・・・(笑)。

 

でも一気に描かないと、植物は描いている間に、どんどん姿を変えていくのですよね。

良いお天気が続くと、蕾が一斉に開花したり。

雨が続くと花が散ってしまうので、写生は時間との戦いです。

 

写真の写生は遠景ですが、それをを描く前に、こんな写生をしています。

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桃の花木の部分を描いています。

これは枝の先ですね。

 

鉛筆を使っています。

細部を描きたいので、HBやHの、少し固めの芯を好んで使っています。

 

細部を写生することで、ぼんやりと遠くに見える花々が、実際にはどんな構造をしていて、どんな付き方をしているのかが、頭の中で想像できるのです。

 

それが分からないと、花の枝を描いていても、ただの「桃色のカタマリ」に見えてしまうのです。

「桃の木」ではなく「桃色の木」・・・。

 

 

細部を描いていない絵の場合に、描き手が細部を理解して描いている絵からは、立体感や整合性を感じます。

構造を理解できているからですね。

 

花びらや葉の付き方の法則は、花木によって違います。

木立を描くにしても、それぞれの木の違いを、雰囲気や色だけではなく構造として捉えていると、自然と描き分けができてきます。

 

 

終わる前に。

 

ちょっとだけ、画家と植物についての豆知識です(笑)。

 

今も昔も、画家さんは非常に植物に詳しい人が多いのですよ。

明治時代にも本草(植物の学問)に携わる画家がいました。

 

植物を染料として画材に使用していたのもあります。

それだけではなく、手練れた日本画家が描いたと思われる本草学の資料、すなわち植物の絵が、今でも残っています。

 

 

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