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褒められて上手くなる絵画教室

京都の日本画家・宮毬紗(絵画教室講師歴24年、一晴画廊オーナー)のネットで学べる絵画教室

好きだけれど下手ということについて30年以上考えてきた(1)

こんにちは。

宮毬紗です。

 

今日の京都は雪が降りました。

まだ寒いです・・・寒い、寒いばっかり言ってますね(笑)。

 

あなたのいる場所は、もう暖かいですか?

春の温もりを感じているのでしょうか。

 

 

さて。

 

ある本を読んで、この記事を書きたくなりました。

 

「絵が好きだけれど下手だったら、どうしたらいいのか」

 

私がそうだったからです。

厳密に言えば、「絵がそこまで好きかどうか分からなかったし、下手かどうかも分からない、どうしたらいいのかも考えられない」という時期が長く続きました。

 

その本では「人から認められない、やっていて苦しいことはやめた方がいい」という感じで書いてありました。

 

それも理解できるのです。

特に画廊の仕事を始めてからは、そういう事を真剣に考えることが多くなりました。

 

ただ本当にそれが、人から認められない、やっていて苦しいことかどうかは、けっこう自分自身でも誤解している場合も多いのではないかな?との疑問もあります。

 

これは考えなきゃいけないです。

 

ということで。

 

私自身の経験に即しながら、「好きだけれど下手ということ」であるということを、ここで考えてみたいと思います。

 

 

それではですね。

 

ちょっと回想から、お付き合いください。

 

 

私が絵を習い始めたのは、中学生1年生からです。

 

中学入学してから、初めての懇談会の日。

家に帰ると、担任の先生との面談を終えた母が、「あなたは美術高校へ行きなさい。先生と話しておいたから」と言い出したからです。

 

真相は、母が若い頃に美術高校へ行きたかったそうです。

母は絵が上手でした。

若い頃の夢を、私に託したってことですね。

 

 

そして翌日、学校へ行くと、中学の美術の先生に、美術高校の入試にはデッサンの試験があるから、デッサンを描いてきなさい」と言われるのです。

 

お、おお・・・。

 

さすが、受験のことになると、先生という人たちの動きは早いです。

 

「早めに受験対策をやらないと、美術高校といえども学科の試験もあるからね」

 

そう言われて、家でデッサンを描くことになりました。

 

 

その時代はWebで調べることもできませんでしたので、とりあえず本屋に行って、デッサンの本を買ってきました。

 

そして本の中の「デッサンしてある絵」を、そのまま自由帳に描き写して、先生へ「デッサンが描けました」と見せにいきました。

 

自由帳の端っこにちんまりと、デッサンしてあるテーカップの絵を1個、写して描きました。

 

それが私にとっての「デッサンする」のイメージでした。

 

 

・・・美術の先生は、おそらく相当に悩んだと思います。

 

 

「やりたくないです」と反抗しているのか。

 

いや、素で分かっていないのか。

 

 

私だったら、怖くて聞けません(笑)。

 

 

ちなみに、本気で素でした。

 

それまで、絵なんてものは、好きなお人形さんの絵しか描いていませんでした。

気象予報士に憧れていた理系少女です。

「天気100のひみつ」をノートに書き写し、学研が届くと説明書も見ずに付録を組み立て出す、完全なリケジョです。

天気100のひみつ (学研まんが)

天気100のひみつ (学研まんが)

 

ちなみに同じくリケジョの娘も、この漫画を熟読し、理系のコンクールの賞を連続受賞しました。

*娘については、こちらを参照のこと。

miyamarisa.hatenablog.com

miyamarisa.hatenablog.com

 

 

中間休みに「デッサンもどき」を提出したその日の昼休みに、さっそく美術の先生から呼び出しがありました。

 

「あのなあ・・・これはデッサンとは違うなあ」

 

え、違うんですか?

 

って本気で私がキョトンとしていたので、丁寧に「デッサンとはどう描くのか」を教えてもらいました。

 

 

「デッサンはノートではなく、画用紙に描きなさい」

「シャーペンではなく鉛筆で描きなさい」

「本物を見て描きなさい」

「原寸大よりも1.2倍の大きさに描きなさい」

 

 

そこからスタートです。

 

初歩の初歩です。 

自分が絵が上手いか下手なのかも、さっぱり分からない状態からのスタートだったのです。

 

 

ここから30年に及ぶ絵画人生が始まります。

 

この話は、まだ続きます。

 

 

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