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愛される画家になるための絵画教室

これから画家になりたい人必見!京都の日本画家・宮毬紗(絵画教室講師歴24年、一晴画廊オーナー)のネットで学べる絵画教室

赤の次は赤を塗ってください/<発色>のレッスン

こんにちは。

宮毬紗です。

 

画廊の庭の桃の木に、よくメジロが来ます。

たまに御手水で水浴びしていたり。

 

無表情ではしゃいでる小鳥って、ほんまに可愛い・・・。

(目が笑ってる小鳥は怖いと思う)

 

 

さて。

 

今日は色の塗り方について、ちょっと気になることがあるので、書いておきますね。

 

 

絵画教室で、よく耳にする言葉があります。

 

「先生、次は何色を塗りましょうか」

 

たとえば。

 

リンゴを描いています。

まずはを塗りました。

その人が「リンゴの赤」と感じている色です。

塗った絵の具が乾きました。

さて次は何色を塗ろうか、というときですね。

 

このときに。

 

私はよく、こう答えます。

 

「もう一度同じ色を塗ってください」

 

まったく同じ色を、再び同じ場所へ塗ってもらいます。

 

 

なぜなら。

 

一度絵の具を塗っただけでは、発色が弱いときがあります。

ほとんどが、弱いです。

 

絵の具に慣れていない人、慎重な人は、あまり濃い濃度の絵の具を塗りません。

どちらかといえば、水を多く入れて、シャポシャポになった濃度で塗っています。

 

絵の具が薄いのです。

 

怖いですしね。

ドバッと色を置いてしまって、「やり過ぎた!」な状態になるのは。

ですので薄い絵の具で、控えめに塗るのです。

 

「やり過ぎるのが怖い」

「塗りすぎるのが怖い」

 

この状態を克服するのには、時間がかかりますね。

でも絵を描くときは、普段よりも大胆でいいですよ(*^^*)

 

 

「この色を出したい」と思ったときは、心持ち、いつもよりも大胆に塗っていきましょう。

 

なぜなら。

 

一度絵の具を塗っただけでは、なんとなく、その絵の具の色味になっただけの状態なのです。

 

「色が冴えない」とも言います。

 

水でシャポシャポに溶いた、いろんな色の絵の具を次々と塗り重ねると、次第に色味が濁ってきます。

画面がくすんで見えてくるのです。

 

極端にいえば、筆洗と同じ状態ですね。

いろんな色が混ざっていっていくと、最後はグレーの色調になっていきます。

 

 

色が冴えている絵は綺麗です。

 

目を引きます。

 

もちろん、くすんだ色を美しく使ってある絵もあります。

それはそれで、そういう効果を狙っているのです。

どちらにしても、調和のとれた、美しい色味を目指すことには変わりありませんね。

 

「絵は色の発色で決まる」といっても過言ではありません。

 

 

ただし、絵の具を塗る際の注意があります。

 

ドロドロの状態の、濃い濃度の絵の具を盛り上げるように塗ると、絵の具の種類によっては、表面にひび割れを起こすものがあります。

 

なかなか乾かないからといって、ドライアーで急いで乾かすのはやめましょう。

ひび割れの原因になります。

 

胡粉なんかは、盛上げ用のものを使わないと、時間を経ると表面が割れたり、塗ったところがポロっと剥落することがあります。

アクリル絵の具でも、ドライアーを強くあてたりすると割れます。

 

表面のひび割れ防止のためには、何度かに分けて、同じ色を重ねるといいですよ。

 

 

展覧会に出品する作品は、とくに発色にこだわってみてください。

 

遠くから見る絵の場合は、発色が命とも言えます。

部屋で見て、「これでいい」と納得する感覚よりも、強めに発色させてくださいね。

 

これまでの絵とは、見え方が変わってくると思います。

 

 

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