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愛される画家になるための絵画教室

これから画家になりたい人必見!京都の日本画家・宮毬紗(絵画教室講師歴24年、一晴画廊オーナー)のネットで学べる絵画教室

スケッチは「覚えるため」に描き、写真は「安心するため」に撮る。

こんにちは。

宮毬紗です。

 

京都は桜が満開です。

今日はこのあと、お花見に行く予定です。

 

京都の桜で有名なのは、八坂神社の垂れ桜です。

巨木の桜と篝火の構図で、多くの画家が描いています。

 

私もササッとスケッチしてきます。

 

さて。

今日は再び、「写真を使って絵を描く」という題です。

この記事にも書いています。

miyamarisa.hatenablog.com

 

今日行く予定の八坂神社もそうですが、桜が満開の時期はお花見客が押し寄せていて、スケッチをする場所なんかないのです。 

 

座って、大きな画用紙にスケッチでもしていたら蹴られそうです・・・。

 

 

ではどうやってスケッチするか。

 

立ったまま、小さなスケッチブックかクロッキーに描きます。

鉛筆と、数本の色鉛筆を手に持って。

 

桃色、茶色、グレーの3本ほどでいいですね。

 

練りゴムは使いません。

輪郭線が間違っても、そのまま残しておきます。

 

なぜ消しゴムを使わないのでしょうか。

 

「先生は間違えないから?」

 

ではありません(笑)。

 

それは、手で覚えるために写生しているからです。

 

スケッチブックに桜を描いているのですが、描いているもの自体は、じつはそんなに大事ではないんですよね。

 

「描く」という、能動的な行為をすることによって、頭に目の前の桜がどのような形態であるかを、覚え込んでいるのです。

記憶しようとしているのです。

パッと眺めるよりも、よりクリアに、細部を見ようとしているのです。

 

ですので、スケッチ自体が間違っていても、汚れてしまってもいいのです。

間違ったことも、それを捉える過程の記憶として残りますから。

 

 

私はスケッチをしたあとで、たまに写真を撮ります。

必要であったら。

 

スケッチ前には撮影しません。

 

写真を撮るのですが・・・

 

撮影した写真を後から見ることは、ほとんどありません。

描きたいものの骨子はスケッチしていますし、見る必要がなくなるんですよね。

 

もしも描く時に、表現方法に迷ったら、同じものを描いた、ほかの画家の作品を探して参考にします。

桜なら奥村土牛の垂れ桜の絵の、なんとも透き通った桃色の花の表現が好きです。

横山大観も大作を描いていますね。

 

 

ではなぜ、写真を撮るのでしょう。

あとで使わないのに。

 

私の場合は・・・

 

安心したいからです。

 

描きこぼしたものがあったら困ると思うからです。

 

「描きこぼしがあったら困る」

 

あとで「あれ!ここは、どうなっていたっけ?」となると困ると思っているのですよね。

 

この心理になるのは、スケッチしているときに、まだ描きたい絵のイメージが頭に浮かんでいなくて、「どこまで細部を描きこんだらいいか」が判断できないときです。

 

さらに言えば、同じモチーフの、ほかの作例をあまり知らないで、どんな風に表現すれば絵になるのか、基準が分かっていないときです。

 

そういう心配を、写真を撮影することで消しているのですよね。

 

 

私は写真を見ながら描くことは否定していません。

こういう問題もありますが、描く方法としては、否定する理由はありません。

miyamarisa.hatenablog.com

 

ただし。

 

記憶の中で、スケッチをして覚えたモフーフのイメージが次第に整理されて、個性化していく過程も、非常に重要だと考えています。

 

 

さて。

そろそろ用意をして、行ってきます。

 

ちなみに、紫外線量が増える季節になりましたから、スケッチに行かれるときは、この記事も合わせて読んでくださいね。

miyamarisa.hatenablog.com

 

 

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