強烈に愛される画家になるための特別講座

結果を出せる画家になりたい人のためのテクニックが満載!画廊オーナーで京都の日本画家・宮毬紗(絵画教室講師歴24年)がファンから圧倒的に愛される戦略を教えます

「ヌードを描く私を妻や娘が冷たい目で見ます」問題は美術の裸体画の問題にリンクしている(1)

こんにちは。

宮毬紗です。

 

ヌード関係の記事が人気ですね(^▽^;)

やはり、いろんな意味で興味がありますよね・・・。

 

大きく「ヌード」といっても、西洋、東洋で裸体の表現が違います。

同じアジアの中でも、裸体のどこに注目するか、国によって視点が違います。

表現が違ってきます。

西洋の裸体表現は、男性はアジアの裸体画では見られないほどマッチョですよね(笑)。

 

これからも、アートと裸体表現について、チョコチョコと書いていきますね。

 

 

さて、本題です。

 

私自身もヌードデッサンを描きます。

着衣を描くときに、服の中の肉体を意識するために。

 

腕を上げている人物を描くときは、肩がどんな形になっているのか、骨や筋肉の動き具合も想像しながら描きます。

 

それを正確に描かないと、骨グニャグニャな人が誕生します(笑)。

 人物を描く人は、ヌードデッサンを一度は勉強していたほうがいいですね。

 

 

ただですね・・・。

 

たまにですが、ヌードデッサンを学びたい、または学んでいる男性から、こんな嘆きの声を聞くのです。

 

「妻や娘が、私がヌードデッサンを描いていると、冷たい目をします」

 

「ヌードデッサン会に行くのが恥ずかしいです。裸を見に来たと思われるのが嫌です」

 

・・・そうですよね。

 

実は私も、男性のヌードデッサンを描くときは、ちょっと躊躇します。

男性のヌードを見るのが恥ずかしいというよりも・・・

 

普段隠されたものが白日に晒されている状況に、まずは戸惑います。

 

そして何より・・・

 

「男性の裸体を描いている女性を見ている男性の視線」意識してしまいます。

 

女性同士だと、なんてことないんですけど(^ー^;)

 

実はですね。

 

この「視られる」ことに躊躇する意識は、絵画の中の「視る」「視られる」という関係性の問題にリンクします。

 

ちょっと例を出しますね。

 

<スザンナの水浴>という絵画のテーマがあります。

www.museumanote.com

 

美しい若妻のスザンナが、邪な欲望を持つ男性に視姦されるという場面を描いた絵です。

絵の右上に老人たちが描かれていますね。

この2人が沐浴するスザンナを覗き見しています。

(詳しい話はこちらを参考にしてくださいね。スザンナ (ダニエル書) - Wikipedia

 

この絵では、

 

「ヌードの女性」「ヌードを盗み視る男性」の、2者の関係性が描いてあります。

 

<視る人><視られる人>ですね。

 

この絵の中で、「恥ずかしい」と羞恥を感じる状態なのは、ヌードの女性です。

 

裸を「盗み見られている」のですから。

 

ただですね。

 

ここで、絵の鑑賞者の視線が入ると、どうなるでしょう。

絵の前に立っている、あなたの視線です。

 

「ヌードの女性」

「ヌードを視る男性」

「ヌードの女性とヌードを盗み視る男性を視ている鑑賞者」

 

の関係性が生まれます。

 

ここで関係性に変化が起きました。 

 

これまでは「視る」だけの立場だった「ヌードを視る男性」が、いきなり「視られる」側になりますね。

 

視姦していた男性は、スザンナと同じ立場になりました。

いやいや、下手をするとスザンナよりも視られています。

 

「うわー、このオッサン恥ずかしい!!!」

「覗きしておるわ、サイテ〜やな」

 

・・・まあ、こんな声が上がると思います。

 

ここで新しい羞恥が生まれましたね。

鑑賞者によって、「ヌードを視る男性」が視姦していることを暴くことで生まれる羞恥です。

 

じつはこの図式。

 

「ヌードデッサンをしていることを、妻や娘に冷たい目で視られるお父さんの問題」と同じなのです。

 

私の問題もそうですね。

男性のヌードを視ている私を視る男性の存在によって羞恥が生まれています。

 

男性のヌードデッサンをしている「私」は、男性のヌードを「視ている」のが恥ずかしいという意識よりも、それを「視られている」ことに意識が向いています。

 

この「視る」「視られる」という関係性は、絵画の中で多く登場します。

(2)で触れていこうとおもいます。

もう少し、お付き合いくださいね。

 

 

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